発熱外来にまつわるQアンドA よくあるお問い合わせについて、こちらでもお答えしておきますね。【2022.10.1追記】
こんにちは。
ここ最近発熱外来が落ち着いてまいりました。
ご予約も取りやすくなってきましたので、ご希望の方はご利用ください。
現在は、一時期の発熱外来パンク状態と電話集中緩和のために導入した自動音声対応となっておりますが
自動音声が苦手な方は、スタッフが直接対応しますので
当院にお電話を転送くださいね。
自動音声でもご説明している内容をこちらでも記載しておきます。
発熱外来の実際もご参照ください。
発熱外来ブログ「リアル実録!? 発熱外来ってどんなところ??」→こちら
当院は抗原検査です。現在のところPCR検査は施行しておりません。(今後PCR検査開始しましたらまたご報告いたします。)
お問い合わせで一番多いのが検査の種類です。
当院では、現在のところ、抗原検査を使用しております。
PCR検査ではございませんのでご注意ください。
残念ながら抗原検査は
PCRと比較すると、検査の精度は落ちてしまいます。
また、発症すぐに検査すると
ウイルス量がピークに達しておらず、キットに引っかかる量のウイルス量に達していなければ
本当は、コロナウイルス感染症に罹患しているのに「陰性」と間違われてしまうことがあります。
(偽陰性)
そのため、
「検査陽性」なら「コロナにかかっている」と言えても
「検査陰性」でも「コロナにかかっていないとは言えない」というあいまいな判断になります。
そのことをご了承いただいた上で抗原検査を希望される場合は、
当院での発熱外来のご予約をお取りください。
発生届は、発症日を0日にして提出できますので、症状が軽く、当日が埋まっている場合は、翌日のご予約もご検討ください。その場合市販の感冒薬など使用して頂いても構いません。
●PCRの検査を希望される方は・・・
PCRの検査ご希望の方は、是非 こちらのサイトから
近隣のPCR検査できる医療機関をお探しくださいませ。
自宅の検査キットで陽性になった/無料検査場でPCR陽性となったのですが、、、、
●2022.9.28から「with コロナ」流れから
重症化のリスクの低い方が
新型コロナを疑う症状がある場合
ご自身がセルフ検査できるように、抗原検査キットの配布事業が始まりました。
また、クリニックから発生届を行う対象が限定されました。
発生届をクリニックから提出するのは
①65歳以上
②入院を要する方
③新型コロナ治療が必要な重症化リスクの有る方
④妊婦さん
のみです。
そのため上記に当てはまらない方はご自身で陽性者登録を行う必要があります。
→こちらに詳しく書いております。
上記自宅で陽性となった上で、投薬などの診察を希望される方は
●陽性者登録を行ったことが分かる控えをお持ちください。
そちらを提示いただくと公費での医療となります。
(今後もう少しスマートに対応できるよう検討中です。)
ご自宅の検査のキットが、「研究用キット」である場合など再度こちらでも抗原検査をさせていただくこともございます。その際に自宅では陽性となったのに当院で行った抗原検査キットは陰性となってしまうことがあります。抗原検査の精度の問題も影響しております。
コロナ感染症かどうかの臨床診断は、総合的に行います。
もし、自宅でのキット陽性、無料検査場のPCR陽性の結果の写真などありましたら是非こちらも参考にいたしますので写真などお持ちください。追加検査の必要性の有無など含め、一例一例状況に応じて判断させていただきますのでご了承くださいね。
当院の会計について。
預り金という形で対応させていただいております。
コロナの確定診断がつくまでの医療は保険診療になり費用が発生します。(3割負担の方で3000円前後)
非常に恐縮ですが、当院では感染の機会をなるべく減らす目的で
やりとりをシンプルにすべく
先に、防護服を着用したスタッフが、先に預り金一律3000円 を頂いております。
★何らかの公費をご利用の方はその額(例えば、乳児医療の場合500円)を頂いております。
コロナ抗原検査陽性の場合申し訳ありませんが、隔離期間を終えてからの返金対応とさせていただいておりますのでご了承くださいませ。(預り証を後日ご持参ください。)
職場や学校に提出したいので何か証明になるものがほしい。
発生届の対象者が限定されたことにより、療養証明書のあり方も見直しが始まっております。
大阪市のホームページをご参照ください。→こちら
「届出対象外」の方には、療養証明書を発行することができなくなるようですね。
陽性登録を行った画面や、検査キットの写メなど提出先とご相談いただけたらと思います。
発生届対象者は、今まで通り
「My HER-SYS」による療養証明を取得することができます。(みなし陽性の方を除く)
検査陰性なら陰性証明もらえますか?
「コロナにかかっていない」という証明はなかなか難しいものがあります。
なぜなら、検査は100%のものはありえません。
そのため、繰り返しになりますが
「検査陽性」なら「コロナにかかっている」とわかっても
「検査陰性」でも「コロナにかかっていないとは言えない」というあいまいな判断になります。
なので診断書をお出しするとしても
「◯月◯日 受診 抗原検査は陰性」という書き方になってしまいます。
その書き方で構わなければ、診断書を発行することは可能です。
その場合普通診断書料、別途2000円をいただくことになります。
陰性の検査キットを当日ならお渡しすることができますので、(当日中に廃棄します。)提出先にその写真などで代用可能かどうかご確認されることをオススメします。
保険会社に提出する書類は何が必要でしょうか?
こちらも発生届対象者の限定に伴い変更があるようです。
大阪市のHpを見ると以下のようになっております。→大阪市のHpはこちら
保険会社への療養証明の提出について
今般、金融庁が生命保険協会等に要請を行い、各保険会社においては保健所や医療機関が発行する療養証明書を求めない対応がされることとなりました。
令和4年9月1日付で生命保険協会等がプレスリリースを行い、新型コロナウイルスにり患したことが確認できる療養証明書の代替書類として利用可能性のある書類例として、以下のとおり示されています。
取り扱い可能な書類についてはご契約されている保険会社にご確認ください。
【新型コロナウイルスにり患したことが確認できる代替書類として利用可能性のある書類例】
- MyHER-SYSの証明
- 医療機関等で実施されたPCR検査や抗原検査の結果がわかるもの
- 診療明細書(医学管理料に「二類感染症患者入院診療加算」(外来診療・診療報酬上臨時的取扱を含む)が記載されたもの)
- コロナ治療薬が記載された処方箋・服用説明書
- 自治体が設置している健康フォローアップセンターの受付結果(SMS・LINE等)
- 保健所から陽性者に出された案内文(健康観察や生活支援の留意点などが記載)(大阪市の場合、SMSになります)
- PCR検査や抗原検査を実施する検査センター(医療機関以外でも可)の検査結果(市販の検査キットは除く)など
※保険金の請求については、ご契約されている保険会社へお問い合わせください。
傷病手当の用紙を記入してほしい
用紙をお持ちください。
労災扱いにしたい
当院は、労災指定病院です。
所定の用紙(様式5号用紙)を、お勤め先に記入していただきお持ちください。
おわりに
皆様、本当にコロナ関連のニュースは目まぐるしく更新されます。
当院の情報も古いものになってましたら大変恐縮です。
どんどん、制度も整ってくると思われますので是非大阪府などのホームページなどもご利用くださいね。
また医学的な側面での正しさと、社会的な側面での対応(証明書など)を求められているものと
どうしても、コロナウイルス感染症のような、我々人類が初めて遭遇するような感染症は
ズレが生じてしまうと思います。
白黒つけれないことも多く、皆様ももやもやすることがあるとは思いますが
いろいろ折り合いをつけながら乗り切って参りましょう。
また新しい情報などありましたら更新して参る予定です。
それでは、是非ご自愛くださいませ。
2022.8.27 初回記載
2022.10.1 追記 更新