要介護認定とは? 主治医意見書をチラ見せ!?します。

こんにちは。

 

さて、最近、ご自分やご家族、お友達のことで

日常生活において、助けが欲しいと思うことが出てきたな・・・

相談したいな・・・ということはないでしょうか?

 

以前に介護していたとか、介護関係のお仕事している!という方でないと

そんなとき、どうすれば良いのかご存じない方もたくさんおられます。

そんなときはどうすればいいのでしょうか?

誰に相談したら良いのでしょうか?

 

 

例えば、、、、、

「知り合いの〇〇さん、デイサービス行っているって聞いたけど、ウチのお父さんもどうやったら行けるの?」

「週に1回訪問看護師さんに、体調管理してほしいけどどうやったら受けられるの?」

「手すりや、ベット横のトイレなんかは、自分で設置するのかしら?費用は全て自己負担?」

「介護をしているのだけど、週末だけどうしても県外に行く用事があるのだけど、お泊まりでおじいちゃんを診てくださるところないかしら?」

「そもそも、介護のことって誰に相談するの!?」

 

実は、上記のようなサービスは、介護保険で受けられます。

介護保険サービスと言います。

(注:疾患の病名や病状などによっては一部医療保険を利用してサービスを受けることもあります。)

介護保険

では、どんな方が受けられるのでしょうか?

 

対象者

介護保険で受けられるサービスは以下の方が対象です。

高齢女性とヘルパー

1. 65歳以上の方で、日常生活で介護や支援が必要になった方 →(1号被保険者)

2. 40歳以上65歳未満の方で、老化が原因とされる病気(16種類の特定疾病)により介護や支援が必要になった方 

 →(2号被保険者)

 

ちょっと補足・・・
 ★特定疾病とは
  1. がん
  2. 関節リウマチ
  3. 筋萎縮性側索硬化症
  4. 後縦靱帯骨化症
  5. 骨折を伴う骨粗鬆症
  6. 初老期における認知症
  7. 進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症及びパーキンソン病
  8. 脊髄小脳変性症
  9. 脊柱管狭窄症
  10. 早老症
  11. 多系統萎縮症
  12. 糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症及び糖尿病性網膜症
  13. 脳血管疾患
  14. 閉塞性動脈硬化症
  15. 慢性閉塞性肺疾患
  16. 両側の膝関節又は股関節に著しい変形を伴う変形性関節症特定疾病選定基準の考え方 厚生労働省Hp→こちら より引用

 

介護保険サービスを利用するには要介護認定が必要です!

さて介護保険サービスの対象者が、介護保険サービスを受けるにはどうしたら良いでしょうか?

介護保険サービスを利用ために必要な「要介護認定」を受けるには、
まずお住いの市区町村の窓口で申請を行う必要があります。

まずは、お住まいの市役所に出向き

介護保険担当窓口の窓口で、「介護認定を受けたい」と相談をしてみてください。

 

介護保険認定

 

大阪市では「保険福祉課」が窓口です。(※市区町村により名称が、少し異なります)→こちら

大阪市の介護保険の申請から認定までの流れは→こちらに載ってます。

 

簡単に抜粋します。

1. 手続きに必要な書類を認定事務センターに郵送

2. 大阪市から委託を受けた認定調査員が心身の状況などについて調査を行う

3. 大阪市から主治医に心身の障がいの原因である病気などに関しての主治医意見書
  の作成行う

4. 認定調査の結果と主治医の意見書をもとに、保健、医療、福祉の専門家が、
  介護を必要とする度合いを審査・判定(会議認定審査会と言います。)

5. 介護認定審査会の審査判定結果に基づき要介護・要支援認定を行い、
  要介護・要支援認定結果等通知書と被保険者証を本人に郵送します。

 

介護保険の申請から認定までの流れ 大阪市Hp→こちらより抜粋、引用

 

 

 

 

その中でも、私達医師は、「主治医意見書」という部分で、皆様の介護認定に携わっております。

今日は、主治医意見書をチラ見せ致します。

介護認定を受けるときに、必要な書類の中に主治医意見書というものがあります。

もしかかりつけ医がいない場合は、これを機にかかりつけ医を探しても良いかもしれませんね。

大きな病気がなくても、
その方の普段の様子や家族のこと
どういう人生観なのか・・・
そういった背景を知っている医師これを機に探すチャンスかもしれません。

 

医師と握手

 

さて、私もかかりつけの患者様の主治医意見書を日常的に書かせていただいております。

実際、主治医の医師が書いている主治医意見書とはどんなものなのでしょうか?

さて現物をお見せしますね。

 

主治医意見書

 

主治医意見書 裏

 

これが主治医意見書です。

初めて見られたという方も多いと思います。

 

ポイントは

病名は何で、どういう経過で加療方針で、どういう見通しなのか?

またその病態は安定しているのか、それとも不安定なのか?

生活においてどれくらいの手助けがいるのか?

物忘れの程度は?介

肉体的な、筋力だとか関節の痛みはどれくらいか?

どんなサービスがあれば生活が安定するのか?

ご家族さんは、どなたがいて、どのような背景なのか?

 

などなど・・・

この方には、そういったサービスが必要で、妥当か

主治医目線で記載していきます。

そのためには、病気だけでなく普段の生活、家族など周囲の状況についても

しっかり診察の中で把握しておく必要があります。

 

介護認定審査会とは?

さて、実際の介護度はどうやって決まるかと言いますと

認定調査員の方が、実際にお会いして

どのくらいこの方の生活に手助けがいるのかを調査した結果と

先ほどお見せした、主治医意見書を基に

その内容を複数の多方面の専門家が寄り集まって吟味して

介護度を決定するのが

介護認定審査会です。

 

実は、この度私も、この4月からこの審査会のメンバーに選んでいただきました。

まだまだ新入りですが

多くの事例を見せていただくことで

個々の患者さんにおいて、どの介護度が妥当なのか分かるようになってきました。

 

地域包括センターに相談に行ってみても!

さて、このようにお話ししてきましたが、、、、

やはり介護保険のこと、専門家に相談するのが一番です。

 

「地域包括支援センター」という名称をお聞きになったことはあるでしょうか?

聞き慣れない名称かもしれませんが、「地域包括支援センター」は、まさに地域の皆様の
介護の「よろず相談所」「かけこみ寺」です。

介護のことで困っている方は、まずは丸ごと、困り事をご相談に行ってみてもいいと思います。

それぞれお住まいの地域に、担当の地域包括センターがありますのでぜひお調べになってみてくださいね。

きっと、心が軽くなるようなアドバイスをいただけます。

てのなかに家族を包むイメージ

大阪市の地域包括センター一覧→こちら

 

 

介護が必要になっても、安心した生活が送れますように。

今日は、介護保険サービスを受けるための介護認定に必要な書類の一つ

主治医意見書というものを紹介しました。

ぜひ、介護認定を受けてサービスを利用したいと思われましたら

主治医の先生にもご相談くださいね。

 

主治医は、「病気」だけでなく

「普段の診察の中で困っていることはないか?」

についてもなんとか介入したいと思っております。

色々、生活に介入したお話を聞かせていただくと思いますが

困っていること、心配事があれば

ご本人様からでも、ご家族様からでもお話しくださるとありがたいです。

 

それでは、良い週末を。

 

あん奈