とある日の緊急往診 訪問看護師様、いつも本当にお疲れ様です。

こんにちは。

今日は日曜日です。
暖かくて春のような陽気でしたね。

先ほど訪問看護師さんより
緊急往診要請のお電話が一件あり
休日でしたので、カツシ先生と二人で往診してまりました。

カツシ先生往診

車運転中カツシ

 

お一人暮らしの糖尿病のある患者さん
39度の発熱と咳
到着すると、腰の痛みもありました。
酸素の値が少し悪くて肺炎も否定できません。

コロナの検査をすると
『陽性』でした。

食事も水分もとれていないとのこと。
血糖値が低く家の中で「甘い物」を探しましたが何も見当たりません。
近くのコンビニで清涼飲料水を買って戻り
ベットサイドで
コップから促しましてみましたが
腰の痛みで座ることもままならずうまく飲めません。
それでもなんとかお持ちした解熱剤は飲んでもらいました。

一旦クリニックに帰り
もう一度訪問看護師さんと待ち合わせを行い
点滴と、クリニックにあるストローを持って行ってもらうことにしました。

このまま水分が取れず
酸素の値も改善しなければ
入院も視野に動かないといけません。

クリニックで、訪問看護師さんと緊急のミニ会議をして
今日は日曜日でできる検査も限られ、受け入れてくれる病院も見つけにくいので
今日今からと、明日の朝看護師さんが点滴に行ってくださり
状態を確認し、明日一番に採血をして持ってきてくださり
それをみて最終の入院の判断しましょう!ということになりました。

そして先程看護師さんからお電話を頂きました。
「無事点滴終了してます!解熱剤が効いて少し元気になり『入院嫌やからジュース一本頑張って明日までに飲むわ!』とおっしゃっていました!」
と報告がありました。ひとまず安心です。

私達医師は
本当に看護師さんの力がないと
やりたい医療ができません。

当院では
なるべく
患者さんごとに
担当の訪問看護師さんに入っていただいており
こういった緊急事態は一緒に考え
そのときどきで最善の策はなにか、できることはなにか相談し
動いていただいております。
地域の訪問看護師さんとの連携のお陰で
患者さんを私達二人でもなんとか診ることができています。

今日も迅速に動いてくださり
一緒に考えてくださった看護師Nさんに感謝感謝です。

日曜日の暖かな昼下がりに
こうして人知れず
患者さんのお宅に出向いて
働いている訪問看護師さん達のお陰で平和が守られています。

さて、明日にはよくなっていてほしいなあ。
がんばれ〜!!!

ちなみにいつもはクリニックでは
医師と看護師、たまに事務さんのセットで動きますので
私とカツシ先生が二人で訪問診療をすることはそんなにないのですが
たまに二人で行くと
カツシ先生の診療スタイルが見れて
それはそれで勉強になります。
先生も、私に負けず劣らず!?患者さんが好きなんだなーといつも思います。

往診カバン

 

 

あん奈