よくある疾患について〜急性腰痛症〜

皆様

こんにちは。

山本 あん奈です。

アンナリスペクト

子供達の夏休みが終わりました。

正直、今の状況は学校に行かせて良いのか悩ましく

不安も多いですよね、、、

子供達が、感染の心配などなく

元気に楽しく安心して通える世の中を

切望してます。

元気な家族イラスト

さて私は、クリニックでは主に

急性疾患を担当してます。

このブログでは

少しづつ私が普段よく診ている「よくある疾患 (common disease) 」シリーズ

についてまとめて行こうと思ってます。

もちろん

当院で診察させていただいた場合

患者さんお一人お一人に

診断をお伝えした後で

しっかりその疾患のご説明をさせていただこうと思いますが

聞き逃したり、

繰り返しお聞きになりたいときに

ご自分のペースでいつでも見れるように

コツコツ書き溜めて行こうと考えております。

今後「よくある症状からシリーズ」

書いていく予定です。

ゆっくりお付き合いいただけたらと思います。

さて今日は、急性腰痛症です。

腰痛の中年男性イラスト

普段から結構

「腰が痛いねん!!」「腰痛持ちやねん!!」っていう方、、多いと思います。

「ぎくっ!!」といわゆるぎっくり腰も、

経験された方は多いのではないでしょうか?

あの痛みと生活の不自由さを知ってしまうと

恐ろしいですよね。。。。

私も今までで一度だけあります。靴下が履けませんでした(笑)

ぎっくり腰は、ドイツでは

「魔女の一撃!!!」というそうです。

膝折れする腰痛人形

魔女の一撃・・・・・

恐ろしいネーミングですが、、

なんとなく分かりますね。

今日は、急性腰痛症、いわゆる「腰が痛い!!」という状態で

様子を見ていいものか

そうでないものか??

を中心に話したいと思います。

・急性腰痛症

どんな疾患か

「急性腰痛症」というのは、その名の通り

「急」に来た「腰痛」です。

なので、実は、「これ❗️」という疾患名というよりは

そういう状態である(腰に痛みがある状態である)

という非常にふわっとした、

病名というか「状態名」みたいなものです。

実は中には、ほっとけない怖い病気が含まれている可能性もあります。

整形外科的な、筋肉や骨の痛みだけでなく

内科的な疾患でも腰痛をきたす

ものがあります。

 

いわゆるほっといて良い皆様が「ああ!!ぎっくり腰ね!!」と思い浮かぶ

いわゆる整形外科的な痛みで良いのか!?というのが診察のポイントです。

 

さて、一般的に

ほっておけない、、

「怖い腰痛」と言われるものはどんなものを指すでしょうか?

 

骨折(背骨が折れてる!)

腹部大動脈瘤 大動脈解離(体を縦に走る大きな血管(大動脈)にコブがある!大動脈が裂ける!)

脊髄圧迫症候群(腫瘍、血腫などによる圧迫)

硬膜外膿瘍 骨髄炎炎症性疾患(脊髄を包む膜や骨髄の炎症)

脊椎腫瘍などです。

 

医師はこういったことが潜んでいないか診ております。

 

また内科疾患も腰痛で来ることがあります。

内科的な疾患で腰痛をきたすものは実はたくさんありますが

尿管結石、腎盂腎炎

膵炎

胆嚢炎

など、、、

こういうことで腰が痛いのでは??

そういったことも医師は診ております。

要注意

★ちなみにこういったことがあると要注意ですよ!!

ということを「レッド フラッグ!」などと言いますが

腰痛のレッドフラッグは

・初発が早すぎる/遅すぎる

・1ヶ月超えて長く持続す

・思い当たるきっかけがない

・体重が減って来る

・体がだるい

・足がしびれている()

・便を失禁してしまう

などがあります。

そのようなことがあれば、教えてくださいね。

診断はどうやってつけているか?

先ほど「どんな疾患か」というところでも触れたように

怖い疾患がないかという目で

まずは問診を行なっていきます。

 

そして身体診察です。

動かしたら痛いのかじっとしてても痛いのかも大事なポイントですね。

なのでベットに移動する間も様子を見ております。

 

画像検査としては

超音波検査(エコー)も情報が多いです。

レントゲンを撮影することもあります。

ただ、なんとなくレントゲンは万能のようですが、大体の腰痛は

そのまま勝手に治ってしまうので

結局怖い腰痛を疑う時、膝下までしびれるなどの場合は積極的に撮像しますが

それらがないときは相談してメリットの方が多い時に撮りましょう!

と、ここまではクリニックでできます。

一方、

CT MRIといった情報量のかなり多い検査をした方が良いこともあります。

その場合はクリニックではできないので

ご紹介させていだたきますね。

 

さて

諸々、問診、身体診察、画像検査を組み合わせて

「ぎっくり腰でしょう!」と言われると

本人の痛みはお辛いでしょうが

ひとまず大きな、急を要する病気ではないということです。

 

治療はどうするのか?

先ほどから触れてきた

怖い腰痛、内科疾患による腰痛は、

それぞれによって治療が違いますので

ここでは割愛します。

 

結局「ぎっくり腰でしょう!」となったら

あまり安静に寝っぱなしもダメです!

スパルタですが

むしろ痛みを抑える内服を行なってでも

少しづつ動いていきましょう。

なるべく普通の生活を!!(なかなか厳しいこともありますが、、)

 

腰ベルトは、傷んでいる筋肉などを休ませ、確かに楽になりますが

伝家の宝刀的使用していただき、漫然と装着し続けることはお勧めできません。

その他の留意点

 

さて、腰痛対象はむしろ「急性期」では悪化するので

腰を痛めてすぐにはやらないようお願いします。

 

水泳や歩行などの適切な運動はやっても大丈夫です!!

 

以上、腰痛症について話して見ました。

腰が痛い!!というのは

なじみのある痛みかもしれませんが

上記のレッドフラッグに当てはまるなら一度クリニックにご相談にきて見てくださいね。

 

それでは皆さま、魔女の一撃をうまく避けて過ごせますように・・・・

また。。。

あん奈