お盆休みありがとうございました。今日は、Webで漢方の講義に参加しておりました。
こんにちは
さて、お盆休み頂きありがとうございました。
お盆休み明けのこの一週間は
とっても忙しい一週間でした。
外来も混雑しておりおまたせしてしまった方、ごめんなさいね。
あっという間の一週間。。。
ブログも長らく更新できませんでした。
ようやく土曜日を迎え、、大好きな漢方の勉強会にWebで参加しました。
私は
漢方の勉強は
本での勉強もすきですが、
やはり誰かの講義を受けて「教えていただいたほうが」
分かりやすいやすいと思ってます。
そして大好きな講師の先生の話は
何度も耳からお聴きすることで
聞き逃した部分に新たな発見があったり
普段の診療と重ね合わせて
染み込むように分かってくる事があると思っています。
そして今日は
私が漢方薬を好きになったのはこの先生のおかげと言ってもよい
大好きなセンプククリニックの千福 貞博先生が講師でした。→こちら
先生は、もともと外科の先生です。
私達医師にとっては慣れている西洋医学的な考え方と
漢方の考え方をうまく結びつけてくださり
話し方もとっても面白く
快活明朗!とってもたのしい講義です。
今日は
二刀流(漢方医学✕西洋医学)
「夏に多い疾患と漢方 模擬診察(実技)」
というお題目で、今日もとっても勉強になりました。
生薬、漢方の歴史、古典までの膨大な知識を
初心者にも
楽しく解説してくださいます。
いつもすごいなあ〜
と思いながら楽しく拝聴してます。
そして必死にメモを取って宝物のように貯めて
翌日からの日常診療に活かしてます!
今日習ったことを
自分のメモとして少し残しておきます。
ちょっと専門的なので「ふーん」くらいで大丈夫。
私がしっかり学んで
また皆さんの診療に還元しますね〜!!
今日習った、漢方メモ(TiPs達)を共有します。
●「気虚」に使う漢方は参耆剤
いわゆる「元気」の「気」は、貯めて逃さない!
・in put を増やす「人参」
・out put減らす 「黄耆」
両方が入ったものを「参耆剤(じんぎざい)」
という強力な組み合わせである。
→貯めての逃さないと理にかなってますね!
●生薬の数は、少ないほうが即効性がある。
漢方は、生薬の組み合わせですが
最近、みなさんに良く処方希望される
「肥満の薬」として有名な「防風通聖散」はたっくさーーん!の生薬が入っているので
そんなにすぐには効きません。気長に飲んでくださいね。
一方「こむら返り」に効果のある
芍薬甘草湯(68)は2種類だけ「芍薬」と「甘草」
こむら返りってすぐ効かないと間に合いませんもんね〜
●陀羅尼助(関西でよく使用する民間薬)とは。。。
陀羅尼助(ダラニスケ)って関西では当たり前の置き薬かと思いますが
関西だけなんでしょうか?
千回ふっても苦いセンブリ+「黄ばく」というこれまたとっても苦い生薬を
まぜて作成したとってもとっても苦い「下痢」の薬です。
●補中益気湯㊶にTHE 王道漢方!! 「医王湯」ともいわれる
「何かを」を引き上げるお薬。
・臓器がたれている(腎下垂 子宮脱 肛門脱)
・食欲が落ちている
・汗がたれている
・免疫が落ちている
そして医師の頭がさがっちゃうようなムズカシイ病態のときも
「まずは、補中益気湯!」で効いちゃうお薬
だそうです。
●清暑益気湯(136)→熱中症(暑気あたり)の王道
・人参
・五味子
・麦門冬
この3つの生薬を、生脈散と言って
人参で気を増やし、五味子と麦門冬で津液(体の中の水分)を増やす。
「口が乾いてやる気が出ない!」がキーワード!
糖尿病の患者さんにも理にかなってます。
●気血水すべて足りないときは!
人参養栄湯!!をお試しください。
今の西洋学でいうところの「フレイル」状態
「遠志」が入っていることも
物忘れに効くので高齢者には嬉しい!
●五苓散は熱いお湯で飲もう!
水分がタブついた状態!に利水剤の五苓散を。
利水剤は利尿剤ではありません!
ダブついた水分を足りないところへまわすお薬です。
二日酔い(胃の周りの浮腫)
めまい(内耳の周りの浮腫)
実は、熱いお湯で溶いて飲んだほうがよい!!!
これは、目からウロコでした!
●津虚(水が足りない)+血虚(血が足りない)状態のことを一言で表すと「陰(イン)」
でも割合は50:50ではなく
水が80%+血が20%のくらいの重要度で足りてないときのこと!
→滋陰至宝湯(92)や滋陰降火湯(93)が効果ある
●夏の食欲不振に「六君子湯」(43)
体を温める生薬たくさん入っている!
クーラーで冷えて食欲がない!ときにお試しを
●クーラー病で冷えてめまいする!→連珠飲!
四物湯(71)+苓桂朮甘湯(39)=連珠飲
少し甘いそうです。
嘔気があれば、甘くない五苓散の方がいいかも・・・
センプク医院では、「めまいセット」と患者さんの中で大人気だそうです
待合室で、大阪のお姉様達、「アンタもめまいセット飲んでんの!効くよな!」って会話が飛び交っているそうです。想像つきますね!(笑)
●点滴してほしい、横になっておきたい・・・・時に
「麻黄附子細辛湯」を試してみましょう。
●漢方は腹診が大事!
腹診という漢方の腹部診察をしっかり学べば
何の漢方を出すか自ずと決まってくる!→精進してまいります!
おわりに・・・
お盆明けの一週間が終わりました。
この一週間は、コロナの再流行を感じました。
今週の水曜日は、第三週目でしたので、診察日でしたし
外勤も行ったので
個人的には、ずっと「交感神経が発奮しており」少々くたびれました。
それこそ
漢方でいうところの「気」を失った気がします。(笑)
でも今日土曜日診察を終え
習い事のテニスがお盆休みでお休みだったので
髪の毛も久しぶりにカットに行けて
大好きな漢方の勉強会も出て
だいぶ「気」が回復してきました。
みなさんも、ご自身なりのリラックス法で
どうかまだまだ残暑が厳しいですから
お体ご自愛くださいね。
そして子どもたちは、夏休みが終わりますね。
はじめは、休み明け、ちょっとしんどいと思いますが
大丈夫!また取り戻してくるので
程よく気を抜きながら
頑張ってね。(頑張りすぎないでね)
それでは。。。
来週もよろしくお願いいたします。
あん奈
【漢方ブログ】まとめ
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●陰陽虚実とは?
・今日は、陰陽虚実(いんようきょじつ)と言う考え方を中心にお話します。→こちら
● 気血水とは?
【気血水について】
・漢方薬について 〜「気」とは何ですか?〜 気虚??→こちら
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・漢方のお話 六病位という考え方について 正直・・・私にとっては難しい考え方でありますが、、→こちら
・漢方の勉強会に出席しました。目からウロコの新しい学びでますます漢方薬が好きになりました。→こちら
・漢方の勉強会に出席しました。目からウロコの新しい学びでますます漢方薬が好きになりました。②→こちら
・漢方の勉強会に出席しました。目からウロコの新しい学びでますます漢方薬が好きになりました。③→こちら